楽天・浅村 猛打賞で通算2000安打あと3 史上15人目の1500三振“新勲章”も「うれしくはないですけど(笑)」

 楽天・浅村栄斗
 5回、この試合3安打目となる適時打を放つ浅村
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 「楽天4-0ロッテ」(14日、楽天モバイルパーク)

 もがき、苦しんできたからこそ楽天・浅村は欲を捨てた。少しずつ晴れ始めたモヤモヤを吹き飛ばす15試合ぶりの猛打賞で、2000安打まであと3本。「ここ何試合かは欲を捨てて、大振りにならないように。投手の足元へ、基本に忠実にやってます」。大記録は目前だ。

 二回に右前打、四回には二塁打を放った。五回無死二、三塁で打席に向かうと、低めの変化球をうまく拾って右前へ。4月23日以来、今季3度目の猛打賞でチームの連勝に貢献した。4月下旬からは自己ワーストを更新する35打席無安打と急ブレーキだったが、「そういう時期もある」と言い聞かせて復調した。

 また大打者としての“勲章”も加わった。七回に喫した見逃し三振で史上15人目の1500三振。「うれしくはないですけど」と笑いながらも、「試合と打席を与えてもらっている結果」と長年第一線で戦ってきたからこその数字でもあった。

 次なる偉業はもう目の前。浅村は言葉に力を込める。「1本ずつまた明日からやりたい」。2000本はゴールではない。通過点として、一気に駆け抜けていく。

 ◆通算1500三振 楽天・浅村内野手が14日のロッテ⑩戦(楽天モバイル)の七回に沢田から見逃し三振を喫して記録。プロ野球15人目。初三振は10年4月18日の日本ハム戦で武田久から。

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