大阪桐蔭・森 伝家の宝刀“舜平大カーブ”で圧倒 5回0封8K 巨人スカウト「すごく魅力」

 「春季高校野球大阪大会・5回戦、大阪桐蔭7-2精華」(5日、GOSANDO南港野球場)

 今秋ドラフト候補で最速153キロ右腕の大阪桐蔭・森陽樹投手(3年)が“舜平大カーブ”で相手打線を圧倒した。

 「カーブは自分の中でも調子のバロメーター」と伝家の宝刀を振るった。二回2死から5者連続三振をマークするなど5回無安打無得点で8奪三振を記録。カウント球、決め球にも縦に大きく割れるカーブを多投した。オリックス・山下舜平大のような軌道を理想として磨いてきた変化球。最速147キロの直球と巧みに交えて三振の山を築いた。

 広島など3球団のスカウトが視察し、巨人・岸スカウトは「あれだけのカーブを投げられるピッチャーは最近いないのですごく魅力。夏までが楽しみ」と評価した。「春負けたら夏もないくらいの気持ちでやっている」と森。今春センバツ出場を逃した悔しさも糧に、まずは春の大阪の頂点をつかみにいく。

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