来日初完封のDeNA・バウアーが胸にてるてる坊主 14歳年下の女房役・松尾を絶賛 初回の二盗阻止は「クレイジーなプレー」
「DeNA1-0巨人」(3日、横浜スタジアム)
DeNAの先発・バウアーが巨人打線を6安打に抑え、来日初完封勝利を挙げた。122球の熱投で、7奪三振。前回登板は8回、今回9回を投げきり「次回10回投げなくていいことを祈ります」と言って笑わせた。
前回からバッテリーを組む20歳の捕手、松尾とは相性抜群。初回は先頭の泉口にいきなり右前打を浴びたが、二盗を試みた泉口を捕手の松尾がストライク送球で阻止。「クレイジーなプレーだった。あの変化球、ワンバウンドしたんで、まさかアウトになるとは全く想像してなかった。あそこがセーフだったら無死二塁で岡本選手が得点圏で出てくる場面だったので、刺してくれて本当に助かった」と感謝した。
14歳年下の女房役には「試合前もそうだし、試合中のコミュニケーションもほんとに優れている選手」と絶大な信頼を寄せる。「例えば今回の試合、松尾選手が手書きのA4用紙に巨人のバッターの特徴だったり狙い球を書いた資料を自分に手渡してくれて、それを元にいろいろ作戦を立ててきましたし、実際に今日の試合中でも各イニングが終わったタイミングで次のバッターをどうやって打ち取るかっていう作戦会議もできました」と明かし「非常にいいコミュニケーションが取れてると思いますけど、それは松尾選手が自分から積極的にコミュニケーションを取ってくれてるからだったと思う」と感謝。自身の20歳の頃と比較し「松尾選手は本当に親しみやすい性格。自分のハタチの頃を思い返すと、シャイで口数少なくて、誰とも話せないような人だったので、全然違う」と話した。
試合後の取材には胸にてるてる坊主をつけて現れた。前日の先発予定が雨天中止でこの日にスライド。「自分のロッカーに飾ってこれからも自分の登板日に雨が降らないことを祈ります」とこの日の晴天を喜んだ。





