巨人 山崎伊織が7回無失点の快投!開幕から35回連続無失点のセ・リーグ新記録樹立 次回登板でNPB記録挑戦へ
「巨人2-0広島」(30日、東京ドーム)
巨人の山崎伊織投手が7回無失点で開幕からの連続イニング無失点記録を35に伸ばした。4勝目を手にし、次回登板で1939年のプロ野球記録に挑むことになった。
立ち上がりから走者を背負いながらも、スコアボードにゼロを刻み続けた山崎。四回先頭の小園に対して、一、二塁間へ痛烈な打球を許したが、二塁・吉川が好プレーで価値あるアウトを奪った。これでセ・リーグ新記録となる31回1/3連続無失点をマークした。
1死から末包が振り逃げで出塁すると、2死となってファビアンに中前打を許し一、三塁と先制のピンチを背負った。それでも菊池には2球で追い込み、最後は力で押し込んで右飛に仕留めた。ベンチに戻ってくるとナインが拍手で祝福した。
五回も下位から始まる打順をきっちりと三者凡退に抑えた山崎。六回も中軸を寄せ付けず2イニング連続の三者凡退に抑えた。
すると打線が奮起。六回に増田陸が2死一、二塁から左翼線へ先制の2点二塁打を放ち、山崎はグラブをたたいて大喜び。自らは2度の送りバント失敗で援護点を引き寄せられなかっただけに価値ある一打だ。
七回もきっちりと先頭打者を仕留めたが、1死からファビアンに中前打を許した。続く菊池にも左前打を浴び、一、二塁のピンチを背負ったところで杉内投手コーチがマウンドへ。代打・坂倉が告げられたが、フルカウントから低めのフォークで空振り三振に斬った。さらに代打・堂林もフォークで連続三振に仕留めピンチを脱した。
ベンチで阿部監督と握手をかわした山崎。完封リレーで4勝目をあげた。試合終了直後に花束を受け取り、ナインとタッチをかわした右腕。次回登板で1939年に阪急・高橋敏が持つ38回1/3のプロ野球記録に挑む。




