ヤクルトで抑えのエースとして活躍 林昌勇氏が詐欺の疑いで有罪判決 本人は控訴の意向と現地で報道
ヤクルトで抑えのエースとして活躍した、元プロ野球選手の林昌勇(イム・チャンヨン=48)氏が、詐欺の疑いで有罪判決を受けたと24日、現地メディアのハンギョレ新聞ほか、複数メディアが一斉に報じた。
光州(クァンジュ)地方裁判所はこの日、林氏の判決公判を開き、懲役8カ月を言い渡したという。ただし、逃亡の恐れがないという理由で、法定拘束は行われなかったと伝えた。
記事によると林氏は2019年、フィリピンのホテルでカジノを利用するため、知人から1億5000万ウォン(約1500万円)を借り入れたが、8000万ウォン(約800万円)を返済しなかった容疑で、昨年1月に裁判にかけられたという。また検察が、林氏がお金を借りた際「3日後に、妻が持っている株を売って返す」という嘘で、知人をだましたとみていると伝えた。
容疑を持たれた林氏は、裁判で「お金ではなく、7000万ウォン(約700万円)相当の賭博用チップを借りて、すでに返した」と、主張していることが明らかになったという。
現地メディアは、裁判官が「被告人は賭博のために、1億5000万ウォンを借金し、8000万ウォンを返済していない事実が認められた」「一部は返済したが、被害者から許されていない点、犯行を認めていない点、被害者が賭博資金だと知りながらもお金を貸した点などを総合的に考慮し、刑を定めた」と説明したことを伝えた。
裁判後、林氏は控訴の意向を明かしたという。
林氏はこれまでにも、2014年にマカオで他の選手たちと遠征賭博をした罪で起訴され、罰金1千万ウォン(約100万円)を宣告されている。また2021年、知人に借りた1500万ウォン(約150万円)を返済せず、詐欺容疑で罰金100万ウォン(約10万円)の略式命令を受けた。
加えて2022年にも、常習賭博の事実が発覚し、懲役6カ月・執行猶予2年・罰金300万ウォン(約30万円)が宣告された。




