日本ハム 野村&レイエス弾!主軸が久々共演で連敗止めた エスコンで6戦ぶり白星
「日本ハム2-1ロッテ」(26日、エスコンフィールド)
苦しい流れを力ずくで引き戻した。頼みの綱はムードを一変させる一発攻勢。日本ハムは主軸のアーチ2本が連敗を3で止め、本拠地エスコンで6試合ぶりの白星をもたらした。
1点を追う七回にロッテ・小島をついに捉えた。先頭の野村が「長打が欲しかった」と高々と左翼席に放り込む同点ソロ。1日のソフトバンク戦以来出場18試合ぶりの4号に「ボス(新庄監督)に(本塁打は)いらないと言われたので」と笑わせつつ「4月で4本。いいペースじゃないですか」とうなずいた。
この一打に抱きついて祝福したレイエスが続いた。2死から右中間への勝ち越しソロ。こちらは4日のオリックス戦以来出場15試合ぶりの3号だ。野村の同点弾に大喜びした理由は「開幕カード(西武に3連勝)で『おまえは今すごくいいから、ポジティブなメンタルを保っていこう』と話をしたのに、僕はそれを続けていなかった。それをちょっと思い出したんだ」。不調でマイナス思考になっていた自分を目覚めさせてくれた仲間に「チームメートが同じように僕の背中を支えてくれている」とほほ笑んだ。
両リーグトップのチーム本塁打数25本の威力と投手陣の踏ん張りで逆転勝ち。新庄監督は「加藤くん、野村くん、モーレ(レイエス)くんに聞いてあげて」とコメントを託して引き揚げた。借金生活転落を阻止した野村は「誰かが流れを一つ変えないとっていう雰囲気はあった。それが自分で良かった」。この1勝を再進撃のきっかけにする。




