中日・松葉 悔し完封ならずも４勝目 ８回１／３を２失点「次は完投、完封したい」
「中日５－２ヤクルト」（２６日、バンテリンドーム）
あとアウト３つまでこぎ着けながら悲願を逃した。中日・松葉は八回まで二塁を踏ませず無失点。１３年目で初の完封が視野に入った九回に失点し、「本当に悔しすぎる登板」と唇をかみしめた。
九回、登場曲の嵐「ＧＵＴＳ！」と竜党の声援を受けてマウンドへ。無死から内山とサンタナに連打を許して二、三塁。赤羽の遊ゴロの間に１点を返されると、マウンドで苦笑い。続くオスナにも右前適時打を許して降板となった。それでも８回１／３を２失点。阪神・村上に並ぶリーグトップタイの４勝目を挙げ、チームの連敗を３で止めた。
８月で３５歳になる。野球人生の最終盤であることは嫌でも意識する。「引退」の２文字は直近の２年間で、さらに現実味を帯びたという。「終わりは見えている。真っすぐ向かうか、くねくね行くかの違い。できるだけくねくねと行きたい」。まだまだ遠回りして、違う景色を目に焼き付けたい。
お立ち台では「次は完投、完封したい」と宣言した。投げる度に存在感を示すベテラン左腕が先発陣を引っ張っている。
