「ヤクルト－阪神」（１７日、神宮球場）

　上半身のコンディション不良で離脱していたヤクルトの村上宗隆内野手が１軍復帰し「４番・右翼」で即先発出場した。

　初回に１点を先制した直後の１死一塁の場面ではビーズリーの１５３キロの前に空振り三振に倒れていた。迎えた三回先頭打者で迎えた打席は２打席連続空振り三振。先頭で迎えた六回は門別を相手に一ゴロに倒れた。

　主砲は３月中旬に故障で戦列を離れ開幕戦も間に合わなかった。８日のイースタン・西武戦で実戦復帰し、２軍戦５試合の出場で１２打数６安打の打率・５００、１本塁打をマークしていた。

　１６日には自身のインスタグラムを更新。神宮球場で球団マスコット「つば九郎」と一緒に写っている写真を投稿し「Ｉ’ｍ　ｒｅａｄｙ（準備はできた）」と予告していた。その言葉通りこの日、１軍に合流した。

　「１カ月間、１軍の試合には出られなかった。初めての経験だった」としみじみ語る。「いろいろなことに時間を費やしてきました。こうして復帰できたのも２軍のトレーナーさん方だったり、その人たちの力があって１軍に出られるので。本当に感謝の気持ちを忘れずにきょうから１試合ずつ頑張っていきたい」と強い決意を示していた。