巨人・田中将が2回6失点KO「このような結果になって…」日本復帰後最短KOで防御率は1・80→9・00に悪化 日米通算199勝目はお預け

 「巨人-DeNA」(17日、東京ドーム)

 日米通算199勝目をかけて登板した巨人先発の田中将は、2回6失点KO。日本復帰後では最短KOとなった。

 初回はDeNAの1番・梶原に2ボールからの3球目をとらえられ、打球は右右中間フェンス最上部を直撃する二塁打に。続く三森は二塁前へのボテボテの内野安打で、すかさず二盗を決められ無死二、三塁となった。

 度会は一直に打ち取ったが、4番の牧に右前タイムリーを浴びて先制点を奪われた。さらに1死一、三塁で佐野の中犠飛で2点目を失った。山本を三ゴロとしてようやく3個目のアウトを取ったが、初回だけで26球を要した。牧の打席では速球が149キロを計測した。

 0-2の二回2死一、二塁から、三森に中前適時打、度会に左前適時打、牧に右中間2点二塁打と3者連続タイムリーを浴びて0-6とされた。ベンチに戻ると阿部監督に肩をたたいてねぎらわれた。

 広報を通じて「このような結果になってしまい、悔しいです」とコメントした。

 田中将が2回で降板するのは2021年に日本球界に復帰後最短。メジャー挑戦以前では12年7月29日・西武戦で2回5失点(自責点3)で降板して以来。

 楽天から今季巨人に加入した田中将は、移籍後初登板初先発となった前回3日・中日戦(バンテリン)で5回5安打1失点。走者を出しても粘りの投球を披露して勝利投手となり、日米通算198勝目を挙げ、この日が中13日での登板だった。防御率は1・80→9・00に悪化した。

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