オリックス堅首 九里「いい流れに乗ろうと」力投8回無失点 チーム8年ぶりビジター開幕7戦7勝導いた
「楽天2-4オリックス」(12日、楽天モバイルパーク)
敵地であっても強さを見せるのが、岸田オリックスだ。首位キープの勝利の流れをつくったのは、114球を投げた九里亜蓮投手の力投。8回無失点で自身2連勝とし「(チームの)いい流れに乗ろうと。乗っていこうと思ってマウンドに上がりました。打者の反応を見ながらしっかりと投げられた」と振り返った。
いきなり4点の援護をもらって一回のマウンドへ。「あまりいい入りではなかった」と2死満塁とされたが、好調の伊藤を縦に落ちる変化球で空振り三振に仕留める。五回は、無死二、三塁のピンチから辰己、阿部をチェンジアップで空振り三振とするなどして、切り抜けた。
この日の9奪三振のうち、五つは得点圏に走者を背負った場面でマークしたもの。苦しみながらも、ここぞの場面で失点はしない。ピンチでギアを上げるベテランらしい投球を展開。それでも「野手の方が先に点を取ってくれて、楽な状況で投げさせていただいているので、ありがたく、また心強いチームメートだなと思います」と仲間への感謝を口にした。
タフさが売りで今季加入した右腕について、岸田監督は「助かった。試合途中で修正した。素晴らしい投球」と賛辞。これでチームとして、2017以来8年ぶりとなるビジター開幕7戦7勝となった。力強く白星を積み上げていく。





