ヤクルト・石川 NPB新24年連続勝利 つば九郎デビューの日に金字塔!「つば九郎が勝たせてくれた」

 「阪神3-5ヤクルト」(9日、甲子園球場)

 レジェンドが聖地で奮闘した。球界最年長のヤクルト・石川が今季初登板初先発。5回を5安打3失点(自責1)と踏ん張り、プロ野球新記録の24年連続勝利の快挙を達成した。「支えてくれた家族、使い続けてくれた監督さん、コーチ。裏方さん。ファンの皆さんのおかげだと思っている」と感謝の思いを明かした。

 二回に自身の悪送球もあって3点を失ったが、以降は緩急を付けた熟練の投球で粘った。六回に味方が一挙5点を奪って逆転。「みんなが『石川さんを勝たせよう』と言ってくれていた」と感激の面持ちだった。

 運命の糸に導かれたかのようだ。この日は球団マスコット「つば九郎」のデビュー日。1994年4月9日で球場は神宮だが同じ阪神戦だった。今年2月に「つば九郎」の担当者の死去が発表された。いつも近くで寄り添ってくれ、支え、応援してくれた。「つば九郎と常に今も戦っているつもり。大きな大きな声援を送ってくれていると思う。勝たせてくれたんだと思いますね」と感慨深げだった。

 達成した前人未到の偉業は「信じられないところもありますけど。一年一年の積み重ねで今がある。この1勝で終わるつもりもないです」と決意も新た。残り13勝に迫った200勝達成の目標があり、「しんどい時も頑張れる自分の原動力になっている」。45歳左腕は、1軍の先発マウンドに上がり続ける覚悟だ。

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