楽天・則本まさか3失点 難敵の日本ハムにまた苦杯 「もう一回、見つめ直して次に備えたい」
「楽天2-5日本ハム」(8日、楽天モバイルパーク)
懸命に追った楽天の中堅・辰己が差し出したグラブを打球がかすめた瞬間、則本は厳しい表情を浮かべた。2-2の九回から登板した守護神がまさかの3失点。「投球内容が悪かった。もう一回、見つめ直して次に備えたい」と言葉を絞り出した。
2死一塁で、1番の松本剛に追い込んでから四球を与えたのが痛恨だった。続く清宮幸に中堅へ勝ち越しの2点二塁打を許し、レイエスにも適時打を浴びた。昨季も日本ハム戦では防御率7・62と打ち込まれた。「そこは関係ない。自分の状態が悪かっただけ」とつぶやいた。
抑え転向1年目の昨季は32セーブで最多セーブのタイトルを獲得した。三木監督は「こういう形になってしまったけれども、きょうのことをしっかり胸に、また腕を振ってもらいたい。チームには彼が必要」と奮起を促した。




