亜大・山城 自己最速タイ151キロ!阪神スカウト「直球の質は大学時代の(高橋)遥人に似ている」 4回途中3失点も評価
「東都大学野球、亜大10-7東洋大」(8日、神宮球場)
2回戦3試合が行われ、亜大が東洋大に連勝して勝ち点1を獲得した。今秋ドラフト候補の最速151キロ左腕・山城京平投手(4年・興南)が4回途中3失点も、自己最速タイをマークするなどポテンシャルの高さを発揮。芹沢優仁内野手(4年・土浦日大)が延長十回タイブレークに逆転サヨナラ満塁弾を放ち試合を決めた。青学大は中大に、国学院大は日大に勝利し、それぞれ1勝1敗のタイとした。
高い潜在能力の片鱗は見せた。山城は悔しい結果も成長材料と捉えた。
力のある直球が魅力だ。初回1死では、今秋ドラフト候補の花田旭外野手(4年・大阪桐蔭)を自己最速タイ151キロで中飛に。序盤3回は無失点に封じた。だが、四回に四球が絡んで2本の適時打を許し、3回2/3を3失点で降板。「少し引っかける部分があって修正がきかなかった」と反省しつつ「良い意味で捉えれば、次に生かせる。直球自体はすごい良かった」と手応えも明かした。
出力の高い直球を常時投じられる左腕は貴重だ。阪神・吉野スカウトは「直球の質は大学時代の遥人に似ている」と亜大OBである阪神・高橋になぞらえ「しなやかさ、バネのような瞬発力がある」と評価した。「きょうは野手がつないでくれた勝利」と山城。反省を糧に、次は自身がチームを導く。
◆山城京平(やましろ・きょうへい) 2003年9月20日生まれ、21歳。沖縄県出身。174センチ、71キロ。左投げ左打ち。小学2年から高嶺クラブで野球を始め高嶺中では軟式野球部に所属。興南では1年秋からベンチ入り。亜大では1年春からベンチ入り。50メートル走6秒3、遠投110メートル。





