DeNA・バウアー「負けてしまうのは本当に好きじゃない」 無援、2年ぶり復帰後初先発6回1失点 四球からの失点悔やむ
「DeNA0-1中日」(29日、横浜スタジアム)
気温6度。小雨のやまない極寒のハマスタで、DeNA・バウアーがほえた。2年ぶりに横浜に帰還したサイ・ヤング賞右腕が、復帰後初先発。打線の援護に恵まれず6回1失点で黒星を喫したが、粘りの投球で存在感を示した。
負けん気の強い男は悔しさをにじませた。「やっぱり負けてしまうっていうのは本当に好きじゃない」。立ち上がりは完璧だった。初回、最速154キロの直球にナックルカーブを交え3者連続三振。二回に決勝点を献上したが、2死無走者からの四球がきっかけだけに「失点につなげてしまった」と唇をかんだ。
見せ場もつくった。四回、無死満塁のピンチを招きながらも後続をピシャリ。満塁といえば、9日のオリックスとのオープン戦でワインドアップに投球動作を変更しボークを取られたが、この日はセットポジションから投球。「またボークと捉えられる可能性もあった」と対応力も見せた。
「ファンの皆さんの前でまた投げることができたことはとてもうれしく思っている」と感慨を口にした。今後は状況を見ながら中4日や中5日で回るプランを選択肢としていくが、次回登板は来週末の広島戦になる可能性が高い。




