岸田オリックス 若月の劇的打でサヨナラ開幕星 新指揮官興奮の初勝利「うれしかったですよ」
「オリックス3-2楽天」(28日、京セラドーム大阪)
あまりにドラマチックなフィナーレだ。開幕戦をサヨナラでつかんだ監督初勝利に興奮を隠せない。「うれしかったですよ。みんなよくやってくれた」。オリックス・岸田護監督(43)が顔を紅潮させながら余韻に浸る。文句なしの開幕白星発進を決めて見せた。
シビれる展開だった。先発・宮城が七回までパーフェクト。ただ1点リードの九回にマチャドが同点に追いつかれた。直後の九回2死二塁。若月が低めの直球に反応した打球は左中間へのサヨナラ二塁打に。前日27日に散髪して臨んだ監督初陣を飾り「(若月の)意地を感じました」と指揮官。球団新人監督の開幕戦勝利はオリックスとなってから初。阪急時代までさかのぼると梶本隆夫監督が指揮した1979年以来、45年ぶりとなる劇的勝利だった。
贈られた母校のユニホームの背番号は「71」だった。今年1月、履正社高野球部関係者から連絡を受けて同高へ来訪。「OB会に同期がいて呼ばれました。そこで贈っていただいたんです」。背番号「71」は自身が現在背負う数字。同高出身者初のプロ野球監督となった岸田監督へ激励の意味が込められたものだ。
やはり監督初勝利は格別だ。チームは2023年以来の開幕戦勝利で14年以来、11年ぶりとなるシーズン本拠地初戦白星。ファンの大歓声が心地よい。この日のウイニングボールは「監督室に飾っておきます」。一丸で王座奪還を目指すシーズンの幕が上がった。



