全日本大学選手権、元阪神投手コーチの山口氏が始球式、ワンバウンド投球に「棺桶に入るまで後悔する」

始球式を務めた山口高志氏=東京ドーム(撮影・伊藤笙子)
始球式を前に東日本国際大・大山凌(右)とグータッチする山口高志氏=東京ドーム(撮影・伊藤笙子)
始球式を務めた山口高志氏=東京ドーム(撮影・伊藤笙子)
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 「全日本大学野球選手権・1回戦、東日本国際大-静岡」(6日、東京ドーム)

 元阪神投手コーチで現関大野球部アドバイザリースタッフの山口高志氏(72)が始球式を務めた。52年前の第19回大会に出場し、関大の準優勝に貢献。また、21回大会では4試合全てに登板して2試合で完封するなど、優勝に導いた。

 関大のユニホームを着用してマウンドへ。力強いフォームから投じられたボールはワンバウンドで捕手のミットに収まった。「棺おけに入るまで後悔する。(ノーバウンドで)届かなかったからね」と悔しさをにじませながら笑みを浮かべた。

 山口氏は市神港から関大、松下電器を経て、74年度ドラフト1位で阪急に入団。新人王(75年)、最優秀救援(78年)を獲得した。通算成績は195試合50勝43敗44セーブ、防御率3・18。82年に現役引退し、その後は阪急・オリックス、阪神で投手コーチ、スカウトなどを務めた。16年から関大野球部アドバイザリースタッフ。

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