広島商無念 1973年以来、52年ぶり春4強ならず 智弁和歌山に零敗 主将の西村「夏戻ってこられるように」 全国制覇目指すと誓う

 1回、智弁和歌山・山下に先制三塁打打たれる広島商・大宗和響(撮影・飯室逸平)
 3回を終え、選手たちに話をする広島商・荒谷忠勝監督(左)=撮影・西田忠信
 4回、送りバントを決め、一塁へヘッドスライディングする広島商・三田桂慎(撮影・飯室逸平)
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 「選抜高校野球・準々決勝、智弁和歌山7-0広島商」(26日、甲子園球場)

 広島商は零敗で、1973年以来、52年ぶりの春4強入りはならなかった。

 先発の大宗和響(3年)が初回に2点を奪われると、二回も味方の失策などもあって3点を失った。三回から七回はスコアボードに0を並べたが、八回に2点を追加された。

 打線は智弁和歌山の先発・渡辺を打ちあぐね、七回までわずか2安打。八回は2安打で2死二、三塁まで攻めたが、あと1打が出なかった。

 荒谷忠勝監督は「初回の2点はしょうがないとして、二回の3点は大きかったと思う」と振り返った。それでも続投させたのは「広商の背番号1なので、そこは何とかゲームをつくり直してもらえるようにというところで」と説明した。

 主将の西村銀士(3年)は智弁和歌山について「すごく体も大きいですし、打球の強さも全然違っていた」と印象を話し、夏に向けては「全国制覇を目指していくし、日本一にふさわしいチームになるということをもう一度チーム全体で考え直して、夏戻って来られるようにしていきたい」と前を向いた。

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