沖縄尚学・末吉 意地の157球 初聖地3失点完投 同学年の横浜・織田に対抗心「負けるつもりはない」

 「選抜高校野球・1回戦、沖縄尚学6-3青森山田」(19日、甲子園球場)

 意地の157球だった。沖縄尚学の末吉良丞投手(2年)は6四死球と制球に苦しみながらも5安打3失点で完投。球威は衰えるどころか、終盤に増していき「最初から自分一人で投げ抜く思いだった。いい景色だった」と初の聖地で力投した余韻に浸った。

 中学時代に20キロほど増量したというずっしりとした体格が力の源だ。冬には野手陣が打撃練習している間、重いタイヤを押すトレーニングなどを繰り返し、下半身を強化。身長175センチの体で体重を90キロ近くまで増やし「馬力につながった」と投球に磨きがかかった。

 沖縄尚学はセンバツで2度の優勝を含めこれで17勝5敗。「暖かいから実戦を多くやりながら調整できる」と利点を口にする。2回戦は優勝候補の横浜と対戦。同学年の織田との投げ合いも予想され「世代ナンバーワンの投手だが、負けるつもりはない」と対抗心を燃やした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス