ヤクルト・村上 開幕ピンチ 上半身コンディション不良で離脱 2軍施設でリハビリ専念
開幕を目前に暗雲が漂った。ヤクルトは15日、村上宗隆内野手(25)が上半身のコンディション不良で離脱したと発表。同日から埼玉県戸田市の2軍施設でリハビリに専念することになった。高津監督は今後の見通しについて「正直分からない」と説明。復帰の見通しは立っておらず、28日の開幕・巨人戦(東京ド)の出場に黄信号がともった。
村上は14日のオリックス戦(神宮)前の練習でグラウンドに姿を現したが試合は欠場した。高津監督は11、12日の静岡遠征に村上を同行させておらず、2軍施設で練習している時に痛めたと説明していた。
指揮官は「ムネ(村上)がいないと、なかなか長打で点を取るのが限られてくる」と厳しい表情。抜群の長打力を誇る主砲の離脱は、作戦面にも大きな影響があるだけに「バントをしたり、四球を得点に結びつけるとか細かなところをやっていかないといけない」と頭を抱えた。チームでは山田も左手負傷で離脱中。開幕までの調整期間は残りわずか。相次ぐ主力のアクシデントはかなりの痛手だ。