健大高崎の最速158キロ右腕・石垣元気 前日に左脇腹故障 馬淵監督チクりも強行登板で「黙らせるくらいの投球を」

 マウンドでシャドーピッチングする健大高崎・石垣(撮影・北村雅宏)
 力一杯ボールを返球する石垣元気
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 第97回選抜高校野球大会の甲子園練習が14日、行われ、大会連覇を狙う健大高崎の最速158キロ右腕・石垣元気投手(3年)が左脇腹を故障したことが明らかになった。練習に参加したがノースローで調整。青柳博文監督(52)が「筋肉の損傷。昨日の練習試合で投げている時に痛めました」と明かした。

 衝撃的な事実にも、石垣は力強い言葉を口にした。健大高崎が聖地に帰還した約5時間前には、初戦の対戦相手となる明徳義塾が練習。すでに情報を耳にしていたと思われる名将・馬淵監督が発言した「石垣がダメらしいね」という“けん制”にも、「言い方が悪いかもしれないですけど、黙らせるくらいの投球をしたい」と動じなかった。

 練習ではノックには入らず補助に回った。投球練習は行わず、軽いシャドーピッチングでマウンドの感触を確認。「腰の張りが少しあったので」と説明し、「試合には間に合うと思う」と強調した。指揮官も「医者の先生からは特に投げちゃダメという話はなかったので、本人の痛み次第でいかせるつもりです」と回復具合を見て登板させる可能性を示唆した。

 「自分たちの野球をすれば負けることはないと思うので、仲間を信じてやっていきたい」と石垣。一丸で試練を乗り越え、2度目の頂点を目指す。

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