巨人・ドラ2浦田 内野安打&チーム初盗塁&快速ホーム 阿部監督「すごい武器」50メートル5秒8の足で存在感
「オープン戦、ソフトバンク4-4巨人」(11日、長崎ビッグNスタジアム)
スピードスター候補が躍動した。巨人ドラフト2位・浦田俊輔内野手(22)=九産大=が「2番・遊撃」で先発出場し自慢の快足を披露。出身地の長崎で存在感を示し「楽しかったです」と声を弾ませた。
先頭で迎えた四回の打席。遊撃手ダウンズのほぼ正面へのゴロとなったが、50メートル5秒8の俊足を飛ばして内野安打にした。「自分の長所は足。凡打をヒットにできたのは、これからもつながる一本」。出塁後は即座に二盗を決め、これがチームのオープン戦初盗塁にもなった。八回には三走として相手の暴投で本塁を陥れた。
九産大では3季連続で盗塁王を獲得。本領を発揮した男に阿部監督は「(足は)すごい武器だからね。いいアピールをしてくれている」と目を細める。ルーキーは四回の守備で中村のゴロを捕球後、一塁に悪送球したが、「守備ではミスもあったけど取り返せる武器を持っている。武器があると(1軍に)置いておきたい」と評価。激しい競争が行われている中、開幕1軍入りに前進した形だ。
両親ら家族も観戦に訪れた中でアピールに成功し、上々のスタートを切った浦田。「自分の中では親孝行できたかなとは思うんですけど、まだまだ足りない。これからしっかりと1軍で活躍して、もっともっと恩返しできるようにやっていきたい」。1軍に生き残り、シーズンでも武器を生かして駆け抜ける。
◆浦田 俊輔(うらた・しゅんすけ)2002年8月30日生まれ、22歳。長崎県出身。171センチ、67キロ。右投げ左打ち。内野手。海星高、九産大を経て24年度ドラフト2位で巨人入団。高校2年夏に甲子園出場。九産大では4季連続のリーグ優勝に貢献、2季連続で最優秀選手賞を受賞した。走攻守三拍子そろう遊撃手。




