巨人 絶好調オコエの代打タイムリーでドロー オープン戦打率・500に上昇 井上は4回7安打3失点と課題残す
「オープン戦、ソフトバンク4-4巨人」(11日、長崎ビッグNスタジアム)
巨人は終盤に追いつきドロー。オープン戦好調のオコエ瑠偉外野手が八回に代打で同点タイムリーを放った。
3点を追う八回、相手の失策から好機を広げると暴投で2点差に。なおも2死満塁から代打・オコエが中前に同点の2点タイムリーを放った。この一打でオープン戦の打率は・500に上昇。9日の阪神戦では4安打をマークするなど激しい開幕1軍争いの中、存在感を発揮している。
投手陣は期待の井上が先発し4回を7安打3失点で降板。開幕2カード目の頭となる4月1日・中日戦(バンテリンドーム)の先発候補が、詰めの甘さを露呈するなど課題を残した。
球威は抜群だった。初回無死一塁から144キロ直球を投じ、笹川のバットをへし折って投ゴロに抑えた。つかまったのは三回。1死二塁からダウンズに左前適時打、さらに正木に右中間適時三塁打を浴びて2点を先取された。四回にも1失点を許した。
打線では「2番・遊撃」で先発出場したドラフト2位・浦田(九産大)が快足を披露した。四回に遊撃内野安打で出塁後、二盗を決め、チームのオープン戦初となる盗塁をマークした。ルーキーは八回先頭打者として一ゴロ失策で出塁後、秋広の右前打で三塁へ。1死後にドラフト3位・荒巻(上武大)の打席で、相手が暴投すると快足を飛ばして本塁を陥れた。
九回には秋広の左前打で三塁を目指すも、相手の好返球もあり間一髪でアウトに。その後、打線は2死一、三塁と好機を拡大したが勝ち越すことはできなかった。




