高松商 初戦は早実 第1回大会決勝の名門対決 長尾監督「王さんのファン」試合の話題には勝負師の顔

 引いたくじ番号を示す高松商・山田主将
 対戦カードが決まった第97回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会
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 「選抜高校野球・組み合わせ抽選会」(7日、オーバルホール)

 第97回選抜高校野球大会(18日開幕・甲子園)の組み合わせ抽選会が7日、大阪市内で行われた。

 超伝統校同士が初戦からぶつかる。創部116年で第1回大会V校の高松商(香川)は大会5日目の第1試合で創部120年の早実(東京)と対戦。1924年の第1回大会決勝と同カードが実現した。

 憧れの高校との対戦に高松商・長尾健司監督(54)は満面の笑みで歌を口ずさんだ。「僕、王さんのファンなんですよ。王さんのボンカレーのCMが『王さんみたいに打ちたいな~、食べたいな~♪』っていう。ちっちゃい時も一本足打法をやっていたんです」。早実OBのソフトバンク・王会長を愛してやまない指揮官。小学2年時には校歌を覚えていたほどの溺愛ぶりで「高松商ですけど早稲田ファンです。ありがたいですよね、ずっとユニホームを近くで見られますから」と対戦を心待ちにした。

 笑顔から一転、試合の話題に移れば勝負師の顔をのぞかせる。「(早実は)やっぱり試合巧者である。機動力を使ったり、硬軟自在な攻めができる」と相手を冷静に分析した。「自分たちの力を100出す、それだけです」。伝統校としてのプライドをぶつけ、1960年以来65年ぶりとなる春の頂点へと駆け上がる。

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