早実VS高松商の第1回大会決勝カードが初戦で実現 高松商・長尾監督「王さんが大好きで早実ファン。ありがたい」
「選抜高校野球・組み合わせ抽選会」(7日、オーバルホール)
第5日目の第1試合では、早実(東京)と高松商(香川)の対戦が決まった。1924年の第1回大会の決勝と同カード。同大会では高松商が勝利し初代覇者となった。
早実・和泉監督は「うれしい。楽しみだね」と話し「5日目までみなさんで語りながら試合を迎えることになると思う。勝ち負けはつくでしょうけど、高松商業と早実の試合として、恥ずかしくない試合をやりたい」と力を込めた。
昨夏甲子園も経験したエースで主将の中村が中心の新チーム。「今年のチームがどんなふうになるのか監督として見てみたい。これが始まりだと思っていますから、その最初の相手が高松商業さんで良かった」と期待を寄せた。
一方の高松商・長尾監督は、「僕、王さんが大好き。小学生の時に自分の勉強部屋に王さんのポスターを貼ってたんです。一本足打法もやってた」と早実OBである王貞治氏の大ファンだったというエピソードを披露。さらに、小学2年時に初めて甲子園で見た試合が、当時1年生の荒木大輔を擁する早実の試合だったという縁もあるという。「小学2年で『紺碧の空』を覚えました(笑)高松商ですけど、早稲田実業ファンです。ありがたいですよね。ずっと近くでユニホーム見られますから」と対戦を心待ちにした。
昨夏の早実の試合もチェックしていたといい、「やっぱり試合巧者である、選手全員が落ち着いている、軟硬自在な攻めができる」と印象を明かす。ただ、「僕らのモットーは誰に対してというのはない。自分たちの力を100出す、それだけなんです」とうなずいた。





