侍ジャパン オランダに大勝で連勝!26年WBCへ“新戦力”が存在感発揮 大山が侍初弾 井端監督「非常に満足しています」

 「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025、オランダ代表0-9日本代表」(6日、京セラドーム大阪)

 侍ジャパンがオランダ代表に大勝で連勝を飾った。井端弘和監督は「非常に満足しています」と語った。

 攻撃陣では、阪神勢の2人が関西のファンを盛り上げた。まずは2番に入った佐藤輝。五回1死三塁でカウント3ボールから内角寄りのボールを力強く捉えると、打球は背走した右翼手のグラブに当たって外野を転々。犠飛失策が記録される中、勢いよく三塁に滑り込んだ。

 その後、水谷の適時三塁打、万波の犠飛で加点すると、2死から大山が左翼ポール際へソロをたたき込んだ。打った瞬間に本塁打を確信し、球場全体の視線を一身に集めた大山は“代表初アーチ”に「めちゃくちゃうれしいです!」と興奮気味に振り返った。

 「非常に良いピッチングをしてくれた」と評した投手陣では、先発・種市は2回無安打無失点。立ち上がりから150キロ台後半を連発し、一人の走者も許さない投球でオランダ打線を圧倒した。三回からは大津、斎藤、河野、杉山とつなぎ、7回までパーフェクトリレーを見せた。

 八回2死から曽谷がフルカウントから粘られ、食らいついてきた打者の打球が三塁前のボテボテのゴロに。これが内野安打となり、初安打を許した。京セラドームのスタンドは大きなため息。昨年3月の欧州代表との強化試合でも6投手による完全試合を達成していたが、2年連続の快挙は逃した。それでも2試合連続の1安打完封リレーだ。

 「曽谷投手はオリックスで先発してますけど、独特のスライダーがよく曲がっていた。ナイスピッチング」と評した指揮官。打線については「国際試合ではこういう継投がある。相手のミスにも助けられたが、いいつながりを見せてくれた」と評価。「長打、ホームランというところではがらっと流れを変えられる」と大山の一発をたたえた。

 今回の強化試合は2026年のWBCへとつながる重要なゲーム。侍ジャパンの“新戦力”が力を発揮した2試合になった。井端監督は「日本の投手はいいというのは改めてわかった。WBCでは投手中心で、かつ大きな一発を撃てるバッターが必要。良い強化試合だったなと思います」と語り、「どの選手も代表になるチャンスがある。1年後に大きな大会がある。レベルを上げてきてくれると思う」と締めた。

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