中日のレジェンド左腕 星野監督から罰金「7桁持ってこい!!!」の衝撃エピソード 年俸10分の1の100万円「ピン札で持って行った」
中日一筋で通算219勝をマークした山本昌広氏が1日にフジテレビで放送された「ジャンクSPORTS プロ野球4世代同学年ペア」に出演。現役時代に恩師の星野仙一氏から課された強烈な罰金エピソードを明かした。
「怠慢プレーには容赦ない罰金を科す」と恩師のエピソードを語り出したレジェンド左腕。「阪神戦の八回先頭でヒットを打って、立浪君が送って。1点差で1アウト二塁だったんでね。張り切ってセカンドで『ホームにかえってやろう』と思って」と遊撃の守備位置などをしっかり確認していた矢先だった。
「気づいたらセカンドが牽制に入ってアウトになった。一歩も帰れず」と振り返った山本昌氏。「試合終わったら大激怒で。立浪が送ったのにって。当時、僕の年俸は1000万円だったんですけど『7桁持ってこい!!!』って言われたんです」と激白した。
実に給料の10分の1となる100万円が罰金として徴収されたことにスタジオ騒然。共演者の口もあんぐりとなった。「ピン札で持って行ったんですよ。ふざけんなと思って」と実際に支払ったことも明かした。
さらに「オープン戦の開幕投手を任されて初回に7失点KOされたんです。キャンプ地に帰って星野監督から『死ぬまで走っとけ』と言われて。4時半くらいからずっと走ってて、8時半くらいになってマネジャーが迎えに来て『もういいよ』って」と現代では考えられないような逸話も語った。
星野監督は1987年からの中日第1次政権時代に、4兄弟として山本昌や立浪、中村、今中を登用。厳しく育てあげ、山本昌は88年のベロビーチキャンプでは置き去りにされたことも。2018年に恩師が他界した際には「星野さんでなければ今日の私はない」とコメント。名球会投手への礎を築いたのは間違いなく星野氏だった。
山本昌氏は番組で「衣笠祥雄から大谷翔平まで対戦してますから」と胸を張った。信頼関係が強いからこそ明かされたエピソードだった。




