楽天・加治屋 1回ピシャリ 古巣阪神・梅野らとの“決起集会”が原動力に
「オープン戦、日本ハム2-0楽天」(23日、エナジックスタジアム名護)
同学年の絆が導いた三者凡退だ。新天地でオープン戦初登板に臨んだ楽天・加治屋が、日本ハム打線をピシャリと抑える快投。1回で2三振を奪った。「得意としているフォークの精度がすごく上がってきたのは、自分の中でも楽しみ」。22日に行われた居酒屋での“決起集会”が原動力にもなった。
5番手で七回からマウンドへ。1番の矢沢をまずはフォークで空振り三振に斬って取ると、松本剛は低めに制球したフォークで遊ゴロに。さらに代打・五十幡もフォークで三振。得意球で全てのアウトを奪い、手応えを得た。
古巣との一戦がデビュー戦となった、15日の阪神との練習試合(宜野座)では1回3安打1失点。速いカウントから積極的に振ってきた阪神打線に変化球の見せ場はなかった。そこから再び調整し、22日には阪神の同級生会に参加。梅野や岩貞らと旧交を温めて、友と誓い合った。
「今年1年、ケガなく頑張ろうな」
チームや戦うリーグは違っても、変わらないものもある。残された91年世代の意地と誇り。新天地で暴れるには十分な約束かもしれない。





