「おい、つば九郎!飲みに行くぞ!」ヤクルト・高津監督が直筆の手紙公開「誰がホームランを打った選手を出迎えるんだ?」急逝の担当者へ思い記す
ヤクルトは21日、公式Xを更新。19日に亡くなったことが発表されたつば九郎の担当スタッフへ向けて書かれた、高津臣吾監督の手紙を公開した。
球団公式では「高津監督より~つば九郎へ~」のタイトルで投稿。胴上げされている高津監督を眺めるつば九郎の写真と、直筆の手紙の写真を添えた。この日は7日に亡くなったヤクルト・衣笠剛球団代表取締役会長CEOオーナー代行の告別式が行われ、高津監督も沖縄から一時帰京して参列していた。
▽手紙の全文は以下。
今日は、衣笠会長の告別式でした。あなたの事を一番可愛がり、一番気にしていたのが会長です。同じ時にいなくなりました。まだ神宮には帰ってないけど、二人がいない神宮は想像できません。
誰がホームラン打った選手を出迎えるんだ?勝ってファンに挨拶する時、誰が俺の横に立つんだ?今まで当たり前だった事が無くなるのは寂しいわ。
2021年11月27日 極寒の神戸のグランドで皆んなに日本一の胴上げをしてもらいました。その輪の外、三塁ベンチ前で全く表情を変えず胴上げを見ているあなたがいました。でも俺は知ってるぞ…実はあなたが大粒の涙を流していたのを…
勝手に勝利のハイタッチの列に入り込み、勝手に円陣に加わり皆んなを勇気づけたり、誰よりもスワローズを愛し、選手へのリスペクトを忘れず、チームやファンを元気にしてくれたあなたに心から感謝しています。
おい、つば九郎!飲みに行くぞ!高津臣吾





