「練習試合、中日２軍５－１６ＤｅＮＡ」（１２日、オキハム読谷平和の森球場）

　中日２軍との練習試合に「１番・右翼」で先発出場したＤｅＮＡ・度会隆輝外野手（２２）が、初球先頭打者本塁打を放つと、２番・森敬、３番・松尾もアーチをかけ、“ドラ１トリオ”で３連発を決めた。その勢いのまま、計２４安打１６得点で圧勝した。

　「再現性の高いスイングで振れたこそホームランになった。去年の自分だったらファウルになったりいい当たりでも捕られてしまっていた」と度会。１球で仕留め成長の跡を見せた。今季初の１番に「本当に１番という打順は自分も好き。明日につながるように準備したい」と顔をほころばせた。

　初回に３連発を記録する形となった森敬、松尾には、試合直前にリラックスさせていたという。「ふざけた話をしていた。まさか３者連続とは思わなかった。面白かった」。内角の打ち方の野球談議をしたり、沖縄の言葉をもじって声がけ。試合中もよく通る言葉で仲間を鼓舞し、自身も初回の一発を含めて計４安打だ。度会の明るさに乗り、近未来の上位打線が連鎖しての圧勝。今年は１軍に定着し、打線を活性化する存在となりたいところだ。