DeNA・岩田“ハマの左キラー”アピール ライブBPで左打者ピシャリ「自分の色出せたら」
「DeNA春季キャンプ」(6日、宜野湾)
昨季限りで阪神を戦力外となりDeNAに移籍した岩田将貴投手(26)が第2クール初日、初の実戦形式となるライブBPに登板した。打者8人に計20球を投じ、うち井上、森敬、梶原、度会の左打者4人を無安打。貴重な“ハマの左キラー”として存在感をアピールした。
球の出どころが見づらい独特なフォームから速球やスライダー、ツーシームを繰り出し、左を完璧に封じた。光ったのは抜群の制球力だ。味方打者への死球を気にしながらも、「左のインコースに投げないと活躍できない」と梶原には内角をツーシームで突いて空振りを奪った。
小杉投手コーチは「左打者のインサイドに投げきれるコントロールの良さが素晴らしい」と高く評価。松尾ら右打者には2安打を浴びたものの、同コーチは「右の膝元にもしっかりスライダーを投げられる技量がある」と今後への秘めた可能性に言及した。
打席で対峙(たいじ)した森敬も「独特の角度で来るので、他のチームにいたら嫌ですね。巨人の高梨さんに似ている感じ」と印象を語った。8日には紅白戦が予定されている。「ベイスターズにいないタイプだと思われたい。自分の色を出せたらと思います」と持ち味をフルに発揮していく。





