オリックス・山下舜平大 濃密“10時間超メニュー” 開幕復帰へ「かなりいい進み具合」
「オリックス春季キャンプ」(3日、宮崎)
オリックス・山下舜平大投手(22)が“1日10時間超メニュー”で開幕復帰への見通しを示した。第三腰椎分離症再発の影響でリハビリ組ながら、今キャンプ初ブルペンの後、長時間にわたるトレーニング。開幕復帰&2桁勝利をノルマに設定した右腕の視界は良好だ。
一気に熱気に包まれた。ブルペンで山下が気持ち良さそうに右腕を振る。直球とカーブで60球。「かなりいい進み具合かなと」。前日2日はブルペンでネットスロー。連日の投球感覚の確認に手応えがにじみ出る。
1日が濃密だ。この日は宿舎で患部の治療を受けてから午前8時半に球場入り。ブルペン投球の他に通常メニューを消化した後、ウエートトレーニングをこなして球場を後にしたのは午後5時半頃。グラウンド内外を合わせて10時間超の野球漬けのキャンプだ。
力強い宣言からも自信がうかがえる。「(復帰メドは)ブレることなく開幕」。3勝で終わった昨季の二の舞いは演じない。「2桁勝利頑張ります」。23年新人王の逆襲が始まる。