最多勝争い一歩後退のソフトバンク・有原 逆転許した守護神オスナから謝罪も思いやる「彼には助けてもらってる。きょうはそういう日だった」

 6回、長谷川(奥)に本塁打を浴びた有原
 8回、西川を二ゴロに仕留め、グラブをたたく有原
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 「ソフトバンク2-4西武」(26日、みずほペイペイドーム)

 ソフトバンク・有原航平投手が8回1失点と好投も、最多勝レースでは一歩後退した。

 走者を許しながらも、持ち味の粘りのピッチングを見せた。失点は長谷川に許したソロのみ。8回は四死球で1死一、二塁のピンチを背負ったが、源田を中飛、続く西川にはこの日120球目となるフォークで二ゴロに打ち取ってしのいだ。

 14勝目の権利を持って最終回をオスナに託したが、まさかの大誤算。守護神右腕は3点を奪われて逆転を許し、勝利投手の権利は消えた。

 有原は試合後、「全体的には良かったと思いますけど、カーブでホームランを打たれた。唯一そこだけ、もう少し何とかできたのかなと思います。だけど全体的にはよかった」と振り返った。

 オスナからは謝罪の言葉があったというが、「彼には助けてもらっている。今日はそういう日だった」と思いやった。

 同日、同じ13勝で並んでいた伊藤(日本ハム)が完投勝利で勝ち星を14に伸ばした。有原はシーズン中にもう一度登板予定がある。「投げるつもりなので、しっかり調整したい」と意欲を示した。

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