ヤクルト・村神様がついにお目覚めの今季1号 自己ワーストとなる54打席目で待望の一発 5日は早出特打、11日はロングティーなど模索

 今季第1号本塁打を放ち手を挙げる村上(撮影・持木克友)
 1回、中越え本塁打を放つ村上(撮影・持木克友)
 1回、今季第1号の中越え本塁打を放ちダイヤモンドを回る村上(撮影・持木克友)
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 「DeNA-ヤクルト」(14日、横浜スタジアム)

 ヤクルトの村上宗隆内野手が初回、待望の今季1号を放った。13日の同戦に今季53打席目初打点を挙げ、この日54打席目で、ついに一発が飛び出した。

 1死で迎えた初回だった。カウント3-1からの5球目。143キロの直球をフルスイングで捉えると、打球は一直線に伸びた。バックスクリーン左に着弾し、待望の今季1号はDeNA・大貫から放った。拳を強く握り、空へ突き上げてダイヤモンドを一周した。

 「気分転換を含めて」という首脳陣の思いから、13日に人生初となる「2番」打者として打席に向かった。村上はここまで12試合で14四球を選んでおり、敬遠は2度。出塁率・472と高い数字を誇っていたが、打点&本塁打は開幕から遠ざかっていた。

 村上はルーキーイヤーの18年9月に初打席初本塁打と衝撃デビューを果たし、2年目の19年からレギュラーに定着。22年には本塁打までに26打席を要していたが、ここまで開幕からノーアーチが続くのは初めての経験だった。広島からの移動ゲームになった5日には練習前に25分間の早出特打、11日には「休み明けで、ちょっと体も固まっていたので」と普段は行わないロングティーでバットを振り込むなど、現状打破へ動いており、徐々に状態を上げていた。

 村上は球団広報を通して、「いい角度で上がってくれました。先制することができてよかったです」と振り返った。

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