ヤクルト・高津監督「うーん」零敗 村上、開幕から45打席本塁打&打点「0」

 「ヤクルト0-5巨人」(11日、神宮球場)

 懸命に、ヤクルト・高津監督は顔を上げた。打線の状態が上がらず、突破口も開けない。「先頭が(塁に)出られない」、「スコアリングに行っても一本も出ない」。尽きない悩みに頭を抱え、「うーん」と言葉を絞り出した。

 巨人投手陣を前に、この日は4安打と沈黙。三塁すら踏ませてもらえず、9日の同戦(鹿児島)と合わせて2戦1得点と分断された“線”はつながりを欠いた。主将・山田が不在の中で人一倍の責務を背負う主砲・村上も、開幕から45打席を積み重ねても本塁打&打点がいまだ「0」だ。

 高津監督は「彼(村上)だけで点を取るわけでもない」と言い、「他で何とかしないといけない」と打線全体の奮起を願った。それでも試合前練習では打撃練習にロングティーを取り入れ、おかわりティー打撃をするなど現状打破に励む4番の姿がある。胸を締め付ける悔しさを糧にするだけだ。

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