日本ハム・山崎 移籍後初星「ほっとした」 有原との対決「勝ちたいという強い気持ちが」

 移籍後初勝利を挙げ、ポーズを決める山崎
 7回を終え、捕手の伏見(左)を笑顔で迎える山崎
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 「ソフトバンク2-4日本ハム」(9日、リブワーク藤崎台球場)

 粘ってつかんだ移籍初勝利だ。日本ハム・山崎福也投手(31)が七回途中9安打されながら、2失点で、移籍初のお立ち台。「ほっとしています」と余韻に浸った。高校、大学と投げ合った有原との対決。「勝ちたいという強い気持ちがありました。うれしく思っています」と笑顔を見せた。

 ピンチの連続だった。初回、二回とも得点圏に走者を置きながら後続を断った。三回には近藤に2ランを許したが、失点はそれだけ。五回は無死満塁で山川を併殺、近藤は左飛に仕留めた。「逆に開き直ったというか。自分自身を追い込まない感じのメンタルでした」と振り返った。

 新庄監督は「テンポいい。右バッターのチェンジアップの抜けがいいから、先っぽに当たる」と絶賛。阪神時代の99年、巨人とのオープン戦で登板した球場。「年に1回しかない熊本での試合でファンのみんなに面白い試合を見せられたことがうれしい」と喜んだ。

 父もプレーした日本ハム、高校入学前に脳腫瘍の手術を受けたのが北海道…。縁に導かれて山崎が選んだ新天地で、初勝利。「優勝したい気持ち。一喜一憂せずに、こういう試合ができるようにやっていきます」。これがスタートラインだ。

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