西武・ドラ1武内が新人勝利一番乗り「サイコーでーす!」 王者・オリックスを7回2安打無失点の圧巻投球

 ウィニングボールを手に松井監督(右)から祝福される武内(撮影・佐藤厚)
 プロ初登板初先発で7回1安打無失点の好投を見せた武内(撮影・佐藤厚)
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 「西武3-0オリックス」(3日、ベルーナドーム)

 西武がドラフト1位・武内夏暉投手(国学院大)の好投で完封勝ち。武内は7回85球を1安打2四球7三振無失点の圧巻の投球を見せ、ルーキー初勝利一番乗りを果たした。

 武内はお立ち台で「とてもホッとしています。バックのみなさんに感謝しています。ストライク先行で投げられたのでよかった。サイコーでーす!球界を代表する選手に」と初々しい笑顔を見せた。手にしたウイニングボールは「両親」へプレゼントすると話した。

 初回1死から西川を四球で歩かせたが、続く杉本から見逃し三振を奪うなど、後続を抑えた。二回は三者凡退、三回は2死から福田に中前打を許したものの、西川を投ゴロに打ち取った。

 四回には杉本、森、頓宮のクリーンアップを三者三振の圧巻のピッチング。五回も2連続三振を奪うなど3人で片付けた。

 最後のイニングとなった七回も三者凡退。3連覇の王者・オリックスを相手に堂々たるピッチングを披露した。八回は甲斐野、九回はアブレイユとつなげて、完封リレーを完成させた。

 打線は初回に2死から外崎に四球で出塁すると、4番・アギラーが先発・山下の155キロ直球を右前にはじき返して、先制した。二回以降は山下に抑え込まれたが、六回は山下の制球難につけ込み、先頭のアギラー、栗山、佐藤龍が3連続四球を選び、併殺打の間に1点を加えた。八回には炭谷の適時内野安打で貴重な3点目を奪った。

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