中日 初回にリクエスト2回使い切る珍事 ともに一塁判定で行使もセーフ覆らず権利消滅 立浪監督首傾げ、中田は苦笑 神宮騒然 流れ逸し、痛恨3失点

 1回、2度目のリクエストが失敗した立浪監督(撮影・西岡正)
 1回、一塁への内野安打で出塁する村上(撮影・西岡正)
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 「ヤクルト5-2中日」(31日、神宮球場)

 中日が初回にリクエスト権を使い切る珍事が起こった。

 初回の守備で、1死からヤクルトの2番西川のセカンドへのゴロを、二塁の田中が待って捕球し、一塁へ。判定はセーフで、立浪監督はリクエストを要求。しかし、判定は覆らなかった。

 その後、1死一、二塁となり、ヤクルトの4番村上のゴロがファーストへ。一塁の中田が捕球し、ベースカバーに入ったメヒアにトス。タイミング的にはアウトかと思われたが、セーフの判定。中田は落胆したようにややうずくまり、再び立浪監督がリクエストを行使。しかし、VTRではメヒアがベースを踏む足をうまく合わせきれておらず、判定は覆らず。立浪監督は首を傾げ、中田は悔しそうに苦笑い、球場は騒然となった。

 その後、サンタナ、中村に適時打を浴びて、初回計3失点を喫した。

 ◇リプレー検証

 18年から導入された制度で、1試合で2回行使することができ、9回終了時点でリセットされ、新たに1回付与される。判定が覆った時には回数にカウントされない。要求できるのは監督のみ。

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