「選抜高校野球・２回戦、中央学院－宇治山田商」（２７日、甲子園球場）

　２６日の雨天による影響で、第３試合に予定されていた中央学院－宇治山田商のカードは２７日の第１試合に順延。両チームは甲子園の室内練習場で約９０分の調整を行った。

　中央学院の相馬幸樹監督は順延による選手たちへの影響については「状態はいいので、すべての状況を受け入れられる準備はできているかな」と万全を強調。勝てば連戦で準々決勝を迎えることになるが「勢いですね。ノリしかないでしょ（笑）。でもやることをやりながら一番は選手の気持ちだと思うので、気持ち良くやって欲しい」と選手たちに期待した。

　予定されていたこの日の試合がなくなったとはいえ、中央学院ナインは程よくリラックスした状態だという。前日２５日にはミーティングで「『日和ってるやついねえよなあ？』って確認しました」と若者を中心に人気を博す漫画『東京リベンジャーズ』の名台詞を引用して言葉を投げかけ、選手たちの士気向上に努めた。

　勝てば春夏通じて初の８強。「若い（人の）言葉で言ったら盛り上がるかなと思って（笑）。でも、（緊張している）子どもたちがほぐれればと思って、昨日はそういう話をしました」と高校生の目線に立ち、明日からの激戦に向けて雰囲気をつくり上げている。