元阪神 北條史也氏が語る木製バットの難しさ 高校日本代表で「4番・北條、5番・大谷翔平」も「あまりにも打てなくて」

 北條史也
 韓国戦の7回、ピンチを切り抜け、ナインとタッチを交わす藤浪(右端)=2012年9月
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 昨季限りで阪神を戦力外となり、今年から社会人野球・三菱重工Westで再出発を図る北條史也内野手が4日までに、自身のYouTubeチャンネル「JOH×ジョウチャンネル」に新規投稿。高校時代に使った金属バットから木製バットに変わる難しさを赤裸々に語った。

 年明けに自身のチャンネルを解説した北條。野球人生を振り返る中、最初に話題を挙げたのが高校時代に経験した木製バットと金属バットの違いだ。光星学院(現八戸学院光星)時代に夏の甲子園2年連続準優勝を果たし、通算29打点は清原和博氏と並んで史上1位タイとなるなど、強打者として名をはせた。

 だが3年夏の大会後に参加したU18日本代表で「木のバットを使わないとダメだったんですよ。それで全然打てなくて」と明かした北條。「最初の強化試合で4番ショートで、大谷が5番だったんですけど。次の試合は大谷が4番で自分が5番。それで大会が始まって全然打てなくて、木のバットで全然飛ばないって感じやったので。最終戦のオーダーを見たら9番ショートでした」と回顧した。

 金属と木製の違いについて「金属だったら芯を外しても力で持って行けるというか、木のバットだとしっかり当てなかったら飛ばない、バットの軌道がおかしかったら全然飛ばない」と述懐。阪神からドラフト2位で指名されてプロ入りしたが「全然打てないし、練習もきつくてガリガリになって。ガリガリになったらバットも振れない。練習で芯に当たってレフトの定位置くらい。試合に出たらもう前に飛ばない。相当苦しみましたね」と振り返る。

 飛躍を果たすため「しっかりウエート(トレーニング)とかやるようになってから打球が飛び始めた。最初の方はウエートはやった方がいいと思いました」とトレーニングの大切さを語った北條。プロ4年目で金本監督と出会い、指導を受けたことで「ウエートってこんなしんどかったっけと。酸欠になるくらいやった」と2016年に自己最多の122試合に出場し、打率・273をマークするなど飛躍を果たした。

 以降は左肩の脱臼など、故障に悩まされた北條。チャンネル内では他にも遊撃手の難しさなど、自らの経験を惜しみなく伝えた。

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