阿南光初8強!吉岡14K完封 全員県内中学出身「野球のまち阿南」広めたい

 「選抜高校野球・2回戦、阿南光3-0熊本国府」(25日、甲子園球場)

 阿南光(徳島)が春夏通じて初の8強入りで、新たな歴史をつくった。吉岡暖投手(3年)は今大会出場投手最多タイの14奪三振完封。1回戦・対豊川でモイセエフ・ニキータ外野手(3年)に大会1号を浴びた男が意地をみせ「三振を取りたい時に取れて、カウントを取りたい時に取れた」と納得の内容だった。

 1年半前から投手練習で取り入れているピラティスの体幹トレーニング効果だ。「自分がやりたい動作がやりやすくなったし、上半身と下半身の連動性が深くなった。球速も上がった」と最速143キロながら威力を増した直球やカットボールを自在に操った。

 草野球や野球合宿誘致などに力を入れ、オリックス・杉本の出身地でもある阿南市からやってきたナインは全員が県内中学出身。公立は22年の市和歌山以来、県勢では12年の鳴門以来の8強を果たした。吉岡は「阿南ってどこやねん?と思われているかもしれないが『野球のまち阿南』を広めたい」と胸を張る。準々決勝は昨秋神宮大会王者・星稜戦。「チャレンジャーの気持ちで積極的に」と力を込めた。

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