被災の日本航空石川は初戦敗退に涙 常総学院に惜敗も九回の超美守に甲子園大歓声

 「選抜高校野球・1回戦、常総学院1-0日本航空石川」(25日、甲子園球場)

 日本航空石川が惜敗し、初戦敗退となった。

 力投した先発・猶明だったが、六回先頭に四球を与えると、ボーク、犠打、犠飛と無安打で先制を許した。この1点のみに抑え、2番手・長井、蜂谷も無失点リリーフ。だが、この1点が重くのしかかった。

 野手陣は常総学院のエース・小林にあと一本が出ず、無得点。それでも九回1死一、二塁のピンチでは二遊間のゴロを遊撃手・北岡がダイビングキャッチ。グラブトスで6-4-3の併殺を完成させる超ファインプレーをみせた。

 九回は1死一、三塁の絶好機を作ったが、遊ゴロ併殺で試合終了。試合後の整列では全員が常総学院ナインと握手を交わし、甲子園から再び拍手がわき起こった。あと一歩で勝利に届かず、選手からは涙がこぼれた。

 能登半島地震で石川県輪島市の校舎が甚大な被害を受け、地震後に系列校のある山梨県内に拠点を移して練習。天候不良のため2日順延を経て、常総学院との初戦に臨んでいた。

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