巨人・戸郷 不安2失点 開幕前ラス投、またも被弾で3戦連続失点 勝負どころの制球ミス悔やむ

 「オープン戦、巨人1-3楽天」(22日、東京ドーム)

 試合後の巨人・戸郷は唇をかみ、下を向いた。開幕前、最後の調整登板。結果を残すことができず、3回を投げて2安打2失点。3・29阪神戦に一抹の不安を残す3試合連続失点に「ここ数試合、同じことを繰り返している。また反省が出た」と勝負どころの制球ミスを悔いた。

 振り返ったのは三回。先頭の辰己に右中間を破られ、無死三塁のピンチを招いた。続く太田に対し初球、内角を狙った143キロがボール1個分、ゾーンに甘く入った。失投を見逃してはくれず、左翼席に届く2ランを被弾。バッテリー間の確認不足から喫した失点だ。「一番は捕手と意思疎通ができなかった。僕はストライクが欲しいのかな、と。大城さんはボールにして、その後入りたかったと言われたので」

 前回14日のソフトバンク戦でも初回、柳田に高めのつり球を本塁打にされた。ボール1個分、距離にして数センチの誤差が、勝敗を分けるのがプロの世界。「しっかりとやっていかないことには、1軍の舞台で活躍できない」と猛省したが、阿部監督は「徐々によくなってきているよ」と、変わらぬ信頼を口にした。

 フォークに次ぐ決め球として、習得に励んできたスライダーで茂木、浅村から奪三振。“新球”ツーシームも2球、変化に手応えを得た。「真っすぐの強さも多少、戻ってきた。やりたいことはできたので、いい形で開幕を迎えたい」と戸郷。初の大役は1週間後。エースとしてチームを背負い、虎狩りに全力を注ぐ。

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