オリックス・西川 右翼試運転で上々、打っては適時二塁打 「行けと言われたらやるだけ」
「オープン戦、オリックス3-1ヤクルト」(10日、京セラドーム大阪)
確実性の高い打撃を示しただけでなく、守備では選手起用の幅を広げる試運転に応えた。新加入のオリックス・西川龍馬外野手が「3番・右翼」で出場。広島時代の22年に2試合守っただけのポジションだが「行けと言われたらやるだけ」と淡々と振り返った。
三回には2度、飛球を処理。主戦場にしてきた左翼とは景色が変わるだけに「アウトにできたのは良かった」と少しほっとした様子だった。
外野には元本塁打王の杉本とT-岡田ら実績豊富な選手に加え、新外国人のトーマスもいる。水本ヘッドコーチは「選択肢がいっぱいある。いろんなところをできれば、いろんな選手がDHに入って回せる」と説明した。
打席では三回に外角へ沈む球を捉えて右中間を破る適時二塁打を放ち「飛んだところが良かった」と涼しげに言った。オープン戦は7打数3安打。パ・リーグ王者の新戦力として、順調にシーズンへの備えを進めている。