DeNA・度会 開幕1番グイッ2安打&OP戦初盗塁 石井コーチ「やっと走ってくれた」「伸びしろしかない」

 5回、度会は勝ち越しの適時二塁打を放ち、高々とガッツポーズ(撮影・佐藤厚) 
 1回、度会は二塁内野安打を放つ
 1回、度会は二盗に成功
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 「オープン戦、DeNA2-2ロッテ」(5日、横浜スタジアム)

 プロ入り後初めての横浜スタジアムで、DeNAドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が躍動した。「1番・右翼」でスタメンに名を連ね、2安打1打点、1盗塁。これでオープン戦は4試合連続安打、12打数6安打の打率・500。アマ時代から慣れ親しんだ“庭”で、「開幕1番」をグイッと引き寄せた。

 リードオフマンとして理想的な仕事ぶりだった。一回、しぶとく二塁内野安打で出塁すると、次打者・オースティンの2球目で二盗を敢行。二ゴロの間に三進し、続く3番・佐野の左中間への適時二塁打で生還した。

 中でも沸かせたのは、待望のオープン戦初盗塁だ。「イメージどおりのスタートが切れたと思います」と度会。現役時代に“ハマの切り込み隊長”として日本一に導いた石井チーフ打撃コーチ兼一塁ベースコーチは「やっと走ってくれた」と苦笑いしつつ「伸びしろしかない」と期待を口にする。昨季のチーム盗塁数(33個)はリーグ最下位で、1番固定も急務。“度会の足”は大きな意味を持つ。

 今春キャンプではベースの踏む位置、打球の見方など走塁のイロハを徹底的にたたき込まれた。度会は「1番として、セールスポイントである打撃でチームを勢いづかせたい」と話す一方、「積極的に走塁でも貢献できるように全力でやりたい」と意気込む。そんなルーキーに三浦監督は「しっかり準備できている。また前進したかなと思います」と言及。29日の開幕戦・広島戦でトップバッターを務める可能性は、日に日に高まっている。

 ◇度会 隆輝(わたらい・りゅうき)2002年10月4日生まれ、21歳。千葉県出身。183センチ83キロ。右投げ左打ち。外野手。小学時代は東京北砂リトルでプレー。下貝塚中では佐倉リトルシニアに所属。横浜では1年夏と2年春の甲子園に出場。21年にENEOSに入社し、22年の都市対抗では9年ぶり12度目の優勝に貢献、橋戸賞、打撃賞、若獅子賞を獲得。父は元ヤクルト・度会博文氏。23年度ドラフト1位でDeNAへ。

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