侍ジャパン・井端監督 異例の大学生4人招集 次代の球界背負う存在へ「何かをつかんで」

 野球日本代表の侍ジャパンは6、7日に京セラドーム大阪で欧州代表と強化試合を行う。井端弘和監督(48)が明大・宗山塁内野手(3年・広陵)ら異例の大学生4人選出の狙いなどを語った。

 ◇  ◇

 -2年後のWBCなど先々を見据えた人選と言える。

 「WBCはまたメジャー組が来ると思うので、そこに割って入ってほしい。アジアしか経験がない選手はタイプの違う投手への対応、どういう試合運びをするかを今回経験しないといけない」

 -ドラフト指名前の選手を招集するのは異例。

 「大学でもトップレベルの選手を厳選したつもり。ここ何年かはプロ1年目から代表入りしている選手がいる。自分がどのくらいの位置にいるかを知って(プロ入りまで)一年を過ごすと、知らないとでは大きく違う」

 -代表常連組には高い水準を示す期待もある。

 「投手も野手も昨年のWBC優勝メンバーが来る。彼らは技術も精神的にもしっかりしていて、その辺の意図は分かってくれていると思う。彼らを見て何かをつかんで帰ってほしい」

 -プロ注目の遊撃手、明大の宗山の印象は。

 「1年生の時に初めて見て雰囲気のある子だなと思った。そこから年々伸びている。守備はプロでも高いレベルにあるのは間違いない。大学代表で3番を打っているので、いい打順で使いたい」

 -遊撃は名手の源田(西武)も呼んでいる。

 「宗山選手はきっちりとした守備をする。源田選手は柔らかさや華麗さがある。そこを見て、彼に柔らかさが出てくるとまたレベルアップできる。もう一つ何か源田選手にヒントをもらって自分のものにしてほしい」

 -アマ球界にも精通している中、他の3人も将来性を見込んで選んだ。

 「西川外野手(青学大)は桁外れのパワーを持っていて足も速い。中村投手(愛知工大)は昨春は140キロ台中盤が出るかどうかだったが、約10キロも伸ばしてきた。金丸投手(関大)も1年生から見ていて、球の切れや制球は素晴らしいの一言」

 -プロからも1軍実績の乏しい田村(広島)らをサプライズ選出した。

 「抜てきではなく、自信を持って選んだ。秋(プレミア12)も十分候補だし、次のWBC、(4年後の)五輪は入ってくると思っている。経験(を積ませることを優先できるの)は今回と秋くらいまで。先を見据えたら、あくまで経験が大事だと思う」

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