楽天・田中将 6日の阪神戦で2度目の実戦登板へ 右肘状態良好「まだまだ上げていかないと」

 楽天・田中将大投手(35)が6日の阪神戦(甲子園)で、今季2度目の実戦登板することが濃厚となった。

 昨年10月に右肘のクリーニング手術を受けた田中将は、先月24日の中日とのオープン戦(北谷)で術後初登板。1回2安打無失点という結果に「まずは無事に終わってよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。その後は肘の状態も見て、次の登板を決める考えを示しており、中10日空けて次のステップを踏むことになりそうだ。

 1日には倉敷でブルペン入りし投球練習。「大丈夫です」と患部の状態が良好であることを明かし、「まだまだ上げていかないといけない」と語っていた。永井1軍投手コーチも経過は順調という認識で「まだリハビリの延長」としつつも、次の登板ではイニング、球数ともに伸ばしていく方向性を示した。

 チームは現状、開幕投手に決まった早川と2年目の荘司が実戦で結果を残し、若手の軸として期待値が上昇。ベテランでは岸が初実戦となった3日の広島戦(倉敷)で3回パーフェクト投球。層の厚い先発陣を作るためにも右腕の調整に注目が集まる。

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