野球日本代表「侍ジャパン」の強化試合「カーネクスト　侍ジャパンシリーズ２０２４　日本ＶＳ欧州代表」のメンバーに選出された最速１５３キロ左腕の関大・金丸夢斗投手（３年・神港橘）が２６日、今年初めて対外試合のマウンドに上がった。

　オープン戦・三菱重工Ｅａｓｔ戦（安芸市営球場）に先発し、最速１４９キロをマークしながら２回をパーフェクト。２三振を奪ったほか、内野ゴロ一つ、外野フライ三つの内容だった。

　電話取材に応じた金丸は「久しぶりの実戦だったのでコースはアバウトに、どれだけストレートが強く投げられるかっていうのを確認した。全体的によかったかなと思います」と満足げ。「緩いボールというのが、これから先絶対に必要となってくる」と今オフはカーブの精度向上をテーマに掲げた。約１週間後に迫った大舞台、さらには将来も見据えて緩急に磨きをかけている。

　「例年より早くピークを持ってくるっていうのを練習で意識してきた。いい感じで来ているのかなと思います」。先発登板が濃厚の３月７日・欧州代表戦（京セラ）へ向け、今秋ドラフト１位候補が順調な滑り出しを見せた。