巨人・松井秀喜臨時コーチ どや顔ゴジラ弾「一本出て良かった」指導最終日にフリー打撃で魅せた

 ランチ特打の最後に登場し、柵越えを放つ松井臨時コーチ(撮影・西岡正)
 柵越えの打球を放ち、ナインらとタッチを交わす巨人・松井秀喜臨時コーチ(右)(撮影・西岡正)
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 「巨人春季キャンプ」(14日、宮崎)

 巨人OBの松井秀喜臨時コーチ(49)=ヤンキースGM付特別アドバイザー=が指導最終日にフリー打撃を実演。ド迫力の柵越えを放って多くのファンを大喜びさせた。

 14スイング目。バットが火を吹く。舞い上がった白球は右翼ポール際に着弾。スタンドからは「うぉ~」と大歓声が起こり、盛大な拍手に包まれる。ゴジラは両手を大きく広げて、どや顔だ。続々と集結していたナインは、バンザイをして豪快な一発を祝福した。

 日米通算507本塁打のレジェンドは「感触は良かったですよ。一本出て良かったです」と安ど感をにじませる。11日の野球教室ではフリー打撃で柵越えなし。この日はベンチで素振りをし、ティー打撃も行った。入念に準備をして臨み、今年50歳になるとは思えない、すさまじいパワーを披露した。

 “ゴジラ劇場”はそれだけではない。練習の合間に集合したナインに「大事なことはジャイアンツはチームとして勝つ」などと伝えた。締めのあいさつは旧知の川相内野守備コーチを“指名”。同コーチが歌手・西城秀樹さんの決めゼリフ「ヒデキ、感激!」を披露すると、松井氏も周囲も大爆笑だった。

 阿部新監督には「今の前向きな気持ちで。私はもう、ただ応援するだけです」とエールを送った松井氏。ゴジラらしく“ジャイアンツ愛”を注入した5日間となった。

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