今秋ドラフトの目玉、明大・宗山が侍ジャパン選出 井端監督も「びっくり」の逸材 他3人の大学生にも言及

 欧州代表戦のメンバーを発表する井端監督(撮影・堀内翔)
 フォトセッションでガッツポーズをする井端監督(撮影・堀内翔)
 明大・宗山塁が欧州代表戦に選出される(撮影・堀内翔)
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 野球日本代表「侍ジャパン」は14日、都内のホテルで3月6、7日に行われる「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本VS欧州代表」(京セラ)の出場選手を発表した。12年の侍ジャパン常設以降、初めてとなるドラフト指名前の大学生を4人選出。大学ナンバー1遊撃手として今秋ドラフトの目玉と言われる明大・宗山塁内野手(3年)は高い評価を受けた。

 昨年12月に愛媛県松山市で行われた「大学代表候補強化合宿」も視察した井端監督は、「宗山選手が大学1年の時に初めて見ましたけど、ショートに就いている姿というのは華があった。合宿でいろんな角度から守備を見させてもらいましたけど、何も言うことがないなと。学生の間に何も言うことがないというのは一番びっくりしました。一番は守備かなと思っています」と称賛した。

 宗山の他に、関西大・金丸夢斗投手、愛知工業大・中村優斗投手、青学大・西川史礁外野手(いずれも3年)が選出された。

 井端監督は金丸について「大学生の中でも群を抜いて制球力が良い。左で150キロ超えていますし、左打者のインサイドもどんどん付けるというのは大学の中でも抜けているのかなと」と評価。中村については「昨年の12月に見ましたけど、寒い中で150キロ中盤から後半をずっと投げられる。1球も140キロ台がなかったというのは一つ抜きんでている。代表でも速いストレートを投げてほしい」と期待した。昨年の大学日本代表で4番を務めた西川は「飛距離は大学生では抜けていますし、大学のジャパンの4番というのは後にプロ入っても活躍されているので期待したいなと思います」と言及した。

 日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「井端監督が実際に選手の視察を行って、オールジャパンという視点で、さらに先を見据えた視点を持って選んでいただいた。今後の選択の幅が広がりますし、選手の新たな目標にもなるのではと思って大変期待しております」と意義を説明。井端監督も「今年のドラフトで入ってくる選手であるのは間違いない。入ってきてもすぐに侍ジャパンに入れるだけの力は持っているのかなと。WBC、オリンピックを見据えてというところでは、学生の間に一度ユニホームを着ておくのも彼らにとってプラスかなと思って選びました」と話した。

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