「西武春季キャンプ」（１１日、日南）

　西武ＯＢの松坂大輔氏（４３）が１１日、ドラフト１位・武内夏暉投手（２２）＝国学院大＝の開幕ローテ入りに太鼓判を押した。臨時コーチとして南郷キャンプで指導を開始。初めて目にした即戦力左腕のブルペン投球を絶賛した。松坂氏は５７球を投げた武内の全身をしならせるような投球フォームを「体全体が大きな弓のように見える」と表現。角度がある直球に加えてスライダーも「ストレートと同じような角度でちょっと曲がっていくというか、落ちていく」と称賛し、「当然開幕からローテに入ってくると思う」と絶賛した。

　投球練習後に松坂氏と５分ほど話し込んだ武内は「たくさん褒めてもらった」と笑みを浮かべた。さらに「プロの打者に投げてみてからが大事と言われた。まずは実戦で投げることを目標にしたい」と気を引き締めた。